徒然日記 〜日々出会う本や映画〜

400年前のシェイクスピアと日本の美が出会う/G.GARAGE///『冬物語』

こんにちは。上杉惠理子です。

8月末に、シェイクスピア『冬物語』を観てきました。

これが… めっちゃ良かった。。。!!!

シェイクスピアというとロミオとジュリエットとか、ナントカ何世とか、有名作がたくさんありますが…私はまず、難解でセリフが長いというイメージで、観に行っても寝てしまいそう…

いや、絶対に寝る。。

どうせわからないだろうなぁ〜と思ってこれまでシェイクスピアには近づかずにいたのですが、今回初めて劇場で観てきました。

『冬物語』はシェイクスピアの晩年の作品のひとつ。

完成したのが1610年だそうで… 400年以上前というのがすごいですねぇ

シチリア国の王様が、自分のお妃様が不倫をしているんじゃないかって疑ってしまう、しかもその相手が子供の頃からの親友ボヘミアの国の王様だと疑ってしまう。

仲良しだったのに、幸せだったのに、身重だったお妃様は牢屋に入れられ、牢屋で出産し…  王様の疑いで悲劇に… というお話。

大事なお妃と親友を、自分の思い込みで疑うシチリア王。周りから暴君と責められるのですが、人間の弱さや苦悩がすごく出ていましたし、最後は幸福感に包まれる優しいお話でした。

今回、これを観ようと思ったきっかけは二つありまして、

ひとつはここ2年ほどでドストエフスキーなど今まで無理だと思っていた作品を読めるようになってきたこと。全てわからなくてもいい、それでも楽しめることがある気がしました。

シェイクスピアも、今世で触れておきたい、戯曲なのだから舞台で演じられているのを観たいなぁと思えるようになったんです。

もうひとつの理由が、今回の『冬物語』を上演したG.GARAGE///(ジーガレージシェイクスピア道カンパニー)という劇団に出会ったこと。この劇団は、「シェイクスピア道」を掲げ、シェイクスピアばかりをやる劇団なんです。

そして、代表で主演の河内大和さんは私の2歳上、同世代です。

河内さんがとあるインタビューで

「なんでこんなにシェイクスピアが好きなのだろう?と思うほど好き。みんながシェイクスピアを好きになったら、世界は平和になると思う」

ということを言っていて、同世代の河内さんがここまで語るシェイクスピア作品に興味を持ったのでした。

河内大和さんのことは、TBS日曜劇場「VIVANT」で初めて知りました。このドラマが彼の映像初出演で、出演したのは第1シーズンの2話と最終話くらいだったのに、強烈な印象を残したすんごい役者さん!

そういう経緯で見た初めてのシェイクスピア『冬物語』は…本当に素敵だった…!!

お話そのものはシンプルですが、セリフは想像以上の長台詞。そんな例え方する??という感じで、まさに詩をずっとしゃべっている感じ!

現代語じゃ何も面白くないんだと思う。

シンプルな舞台セットだったこともあって、ほんっと美しかった。別世界に連れて行ってもらいました。

またお衣装が、日本のお能にインスピレーションを得ていたのが素敵でした!

着物のように、長い袖に、右手前の襟合わせ。着物やお能の衣装の生地を使ってるのかなと思ったり。

そしてよーく見ると…

白足袋でシェイクスピアを演じる意図と効果を、いつかじっくり聞いてみたい…!!!^^

400年経っても追求され続けるシェイクスピア

東洋の日本の文化と重ね合うシェイクスピア

「道」として探究されるシェイクスピア

人間の本質は時空を越えるのか… みたいなことを感じながらふらふら歩いて帰ってきました。

いやぁ、、、よかった…

2026年はシェイクスピアと出会った年として刻まれそうです。G.GARAGE///さんの公演は、次もぜひ観に行きたい!!

「私も見てみたいかも?」と思った方は、別作品ですがこちらのyoutubeがおすすめ!!えりこはめっちゃ感動しただ、、!

G.GARAGE///ポーランド公演『リチャード二世』
グダニスク国際シェイクスピア・フェスティバル2025密着ドキュメンタリー https://youtu.be/09kQbEoA3JU?si=PwgPWixqqRwvZG96

個人的な観劇録にお付き合いくださり、ありがとうございました!

上杉惠理子