徒然日記 〜日々出会う本や映画〜

ミュージカル『生きる』観劇と父の命日

こんにちは。上杉惠理子です。

2023年9月22日、新国立劇場にミュージカル『生きる』を観てきました。

ミュージカル『生きる』2023
https://horipro-stage.jp/stage/ikiru2023/

黒澤明監督の映画『生きる』を、高橋知伽江さん脚本・作詞、ジェイソン・ハウランドさん作曲、そして宮本亜門さん演出でミュージカル化。

主演をミュージカル界のレジェンド、70代の鹿賀丈史さんと市村正親さんがダブルキャストで、2018年初演、2020年に再演。

そして今年2023年に再再演。

日本が舞台で、日本で作られたミュージカル作品。すごく良いと噂を聞き、2ヶ月前にチケットをとって楽しみにしていました^^ 

感想を言葉にするのは難しいのですが、、

ものすごく良かったです。。涙。

ぼろぼろ泣いちゃった。

1952年の東京で、30年間毎日平凡に市役所に勤めていた男が、胃がんで余命半年とわかり、もう一度生き直すというお話。シンプルなストーリーですが、ほんといい作品でした。

戦後7年たった1952年、復興に盛り上がる昭和の雰囲気がめちゃくちゃ出ていました。当時の二世帯住宅、たらいまわしにされるお役所、享楽的なダンスホール… 昭和感たっぷりなのに、スピード感があっておしゃれ。さすが亜門さんの演出!

市村正親さん主演の回だったのですが、いつものパワフルさを封印して、うつむきがちな さえない男の役でしたが、だからこそ生き直すんだと決意したときのエネルギーはすごかった。

そして私がこの回を選んだ理由が、小説家の役を平方元基さんご出演だから。

平方さんは昨年、適応障害と診断されて舞台を降板されたことがありました。その降板前日に、井上芳雄さんのラジオにゲストととして生出演され、井上陽水の「夢の中へ」を二人で熱唱されたのを聴いていたので、翌日のニュースに本当に驚きました。舞台に戻られた平方さんを観たいと思ったことも、今回の理由でした。平方さん、とてもカッコよかったです♪

歌もどれも幅広くて素敵だったなぁ。 ひとつ歌詞をご紹介します。

人生という名の旅は
誰でも一度だけ
どこまで続こうと
一人でひたすら歩く
一日一日足跡しるし
命 熱く燃やして
生きることは ただそれだけで
なんて美しい

M26. ♪青空に祈った

金曜日の午後の回だったからか内容からか、お客さまも年齢層が高く、他のミュージカルに比べて男性のお客さまが多かった印象。ご夫婦で観劇されている方もたくさんいらっしゃいました。数日前には、この舞台を上皇ご夫妻も観劇されたそうです。

そしてちょうど翌日の今日、9月23日は私の父の命日です。2002年に亡くなったので、もう21年。そんなに経ってしまったのかー

父は大動脈解離という血管系の病気で、急に発症して手術して、そのまま寝たきりになって入院中に亡くなりました。がんとは病気のタイプも違うし、52歳と若かったこともあって、余命という言葉も当時は浮かばなかった。

うちは父方も母方もがんの人がいないので(みんな血管系なんです苦笑)、私もそうなんだろうなぁ、余命を考える間もないんだろうなと思っています。

なので、今回ミュージカル『生きる』を父の命日に合わせて見れたことを大事にしたい。

生き直すきっかけは、病気でなくてもいいのですから。

観終わった後、ちょうど劇場の近くでお祭りをやってたので寄ってきました。

今年はほんっと暑くて、、この絞りの浴衣をいっぱい着たなぁ〜〜

またひとつ、素晴らしい作品との出会いに感謝を込めて。

上杉惠理子


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