こんにちは^^
上杉惠理子です。
昨日の私はいつもと違ってた。
何が違うか、これだけでわかった方はスゴイ!^^ 今日はそんないつもと違った、私のある日のお話です。
ものづくりの向こう側が見えるマザーハウス2019サンクスイベント
このコーディネートで向かった先は、このバッグを作ってくれたマザーハウスさんの年に一度のサンクスイベント(お客様感謝イベント)でした。
”途上国から世界に通用するブランドをつくる”
というビジョンを掲げるマザーハウス。
10年ほど前に知って以来、私はずっとマザーハウスのバッグを選び使ってきました。
だけどこの10年、バッグを買って愛用していてもイベントに行ったことがなかったんです。
そんな私がやっとやっと!サンクスイベントに行きたい!行こう!と思えたのが1ヶ月ほど前。
初めて行ったサンクスイベントはとっても楽しかった!^^
新作を中心にmade in Bangladeshのバッグがずらり。ジュエリーも素敵。
自分で革小物を作れるコーナーがあったり。バングラの職人さんがいらしてバッグづくりの実演をしてくれたり。
セッティングという糊付けからミシン縫い、最後の仕上げまで、難しいカタチのクジラ型ポーチを目の前で仕上げてくださいました^^
私がいつも一緒に歩いていたバッグもこうやってひとつひとつ作ってくれていたんだなぁ。「バッグの向こう側」をリアルに感じることができて、本当に嬉しい。
そして、ジュエリーコーナーで私が目を奪われたのは… ルビー!
実際のデザインはこちらから!
>> https://www.mother-house.jp/jewelry/myanmar.php
私、7月生まれだからルビーが誕生石なんです。
(あぁ、、、運命を感じる!!)
このルビージュエリーのコーナーにスタッフさんでもお客さんでもない、おしゃれなジェントルマンがずっといらっしゃいました。
この方はナニモノかしら…?と思っていたら(失礼!笑)ミャンマー現地でルビーの採掘権や工房を持つ会社の社長さんでした!(日本人では唯一だそうです)
この社長さんの元に、マザーハウスの山口絵理子さんが訪ねて、made in Myanmerのルビージュエリーが生まれたそうです。
ご存知でした?ミャンマーはルビーの産地。
これまで石のまま日本やアメリカなどに輸出していたそう。ミャンマー現地でピアスやネックレスに加工してから輸出するマザーハウスのルビージュエリーはミャンマー初だったとのこと。
しかも通常のルビーは発色を良くするために熱処理をすることがほとんど。それをマザーハウスのルビージュエリーは原石の色とカタチをそのまま生かして作っているので同じ値段、同じデザインのものでもルビーの色もカタチもみんな違うのです。
素材の個性、その国・地域の個性を大切にするマザーハウスのプロダクトがどんどん広がっていてそのプロダクトの広がりとともに私たちも新しい国・地域と出会っている。
<素敵>に魅せることは「素材」への愛とリスペクト
そしてこの日、インドの手織生地で作った新しい洋服ブランドe. (イードット)のファッションショーも見ることができました。
四重奏の生演奏の中でモデルさんが次々に目の前を歩いていきます。
私が個人的に度肝を抜かれたのが冒頭のムービーで紹介されたインドの機織りの工房の様子。
いろいろな色の糸が壁一面に並んで複雑な配置から織機にかかって最後に布に織りあがっていく。
いつも私が見ている、きものの高機や地機と全く違うスケールにびっくり!もっとじっくり見てみたいなぁ!!!
ショーは一時間でしたが合間に デザイナー山口絵理子さんのトークと、このe. の秋葉原のお店をデザインされた建築家・建築史家の藤森照信さんとの対談もありとても充実した内容でした。
対談の中で印象的だったことが、藤森先生は木をとてもとても愛しているのに木そのままでは野暮ったい、とおっしゃる というお話。
惚れ込んだモノ。
藤森さんは木、山口さんならジュートや手織の布。天然石たち。
それぞれ手を加えることで、もとよりもずっと素敵になる。
素敵になるからこそ多くの人に届くし、その丁寧な手の加え方に、作り手さんの愛の深さを感じる。
私も。
自分が惚れ込んだ きもの をもっともっと素敵に見せることにチカラを入れていいんだ。
そんなインスピレーションを他にもいくつもいただいたショーでした。
サードウェイ 第三の道を私たちがつくるための最初の一歩は?
そして、この日最後に、株式会社マザーハウス 代表取締役社長 兼 チーフデザイナー山口 絵理子さんの新著の出版記念講演をお聴きしました。
2019年8月に出版されたばかりの山口さんの新著『Third way 第三の道のつくり方』
https://amzn.to/2YW3RFO
以前に出された『裸でも生きる』は山口さんの自伝的なマザーハウスを立ち上げるプロセスを丁寧に書かれた本でした。
ですが、今回の『サードウェイ』はそんな山口さんの思考法・哲学をサードウェイ というキーワードでまとめたもの。
世の中にはたくさんの二項対立があって、今、その間で多くの人がどうしたらいいんだろうと動けないままでいます。
きものだってそう。
洋服に対する、和装 の二項対立にある。
私もついつい「洋服でなく和装」と二項対立の中で語ってしまう。
山口さんとマザーハウスの歩みはいくつもの二項対立の間に第三の道を独自につくる挑戦の13年間とも言えます。
社会性とビジネス
デザインと経営
個人と組織
大量生産と手仕事
グローバルとローカル
第三の道をつくることはこれからの時代を生きる上でものすごくヒントになると思う。
ビジネスのアイデアも第三の道を考えることでたくさんのソリューションが生まれそう!
では、どうしたら私たちも第三の道をつくることができるのでしょう?
講演の中で山口さんがこうおっしゃいました。
毛嫌いしていることにも
飛び込んでみるといいですよ
そう、サードウェイを探すということは今まで避けてきたことにも向き合ってその良さを抽出すること。
二項対立にあるということは反対側にあることは、大抵、今、好きではなかったりするんですよね。
私、結構、毛嫌いしてるもの多いからなぁ〜^^;
広い目で見られるように。これも訓練ですね!
素晴らしい講演をありがとうございました!
サンクスイベントは最後の軽食付きのファンミーティングが締めくくり!ですが…申し込むのをのんびりしていたらファンミーティングはまさかのSOLD OUT!!
満席になることがあるんだーー!!
知らなかったーー!!
来年はファンミーティングまで早めに申し込みますね♪
和創塾の生徒さんにもマザーハウスのバッグ好きさんがいるので、次のサンクスイベントはみんなを誘って一緒に行きたいと思います♪
バッグひとつが、ライフスタイルをつくる
最後に私のこの日のコーディネートのお話。
いつもの私はMacbook、充電コード、手帳、A4書類ケース、長財布、メイクポーチ、日傘、お水、本…と、きものには合わないほどの荷物をバッグにパンパンに入れて持ち歩いています。(二の腕の筋トレだと思ってる笑)
マザーハウスさんでバッグを選ぶ第一基準も、この荷物たちが入るかどうかでした。
だから、小さなかわいいバッグなんて縁がないと思っていたのだけど、この子が可愛くて可愛くて可愛くて…!!
ころん と月のカタチ。
月の輝きを連想させる光沢感のあるレザー。
同じカタチでS、M、Lまであるんですけど半年以上悩んで何度もお店で見て…一番実用性がなくて、一番かわいい笑 この子SSを選びました。
このコが一番映えるように選んだのはこれでこの夏最後かな♪ 青の紋紗のきもの。そして、月つながりで月下美人の明石縮の名古屋帯。
実はピアスはこれもまたマザーハウスさんのしずくのジュエリーにしたので、光り物の帯留は敢えて入れずシンプルに平組の帯締めを締めました。
こんな小さなバッグで電車に乗ってお出かけするなんて私にとっては大きなチャレンジ!
このバッグと一日過ごしてみて改めて思ったことは
装いも バッグも ライフスタイルをつくる
ということ。
この日、私はこの小さなバッグにサブバッグを持たないと決めたので、いつも持ち歩いているものをほとんど置いていくことになりました。
まずMacbookを持たない。充電コードも持たない。
ということは、スマホの充電がなくなっちゃうと困るから無駄にSNSを見なくなる。
このバッグに入るお財布は小さながま口の小銭入れぐらいで、お札は名刺入れに挟んでカード関係はパスモ以外持たない。
ということはお金の使い方も変わる。
何よりも身軽!軽い、軽い!!軽いと、それだけで楽しい!
自分はいつも荷物が多くて、小さなバッグでお出かけなんてできない!!と思っていたけれど、できないことなんてないんですよね。
バッグひとつ
何を選ぶかでその日一日が変わるって
とっても素敵だなって思う。
何を持つ?
何を装う?
丁寧に選んでいくことが、人生を変える近道かもしれないね。
このツキアカリの小さなバッグは、私の日常を変えてくれる素敵なアイテムとしてこれから活躍してくれそうです♪
そして、こんな格好で会場をウロウロしていたので、イベント合間で 代表 山口絵理子さんと目があいちょっとお話しできて本にサインを入れてくださいました。
「お名前は何さんですか?」
「えりこです」
「えーーー!!!」
と言いながら、さらりと書いてくださいました^^
イベントのお忙しい中、ありがとうございました^^
写真を撮りながらちょっと泣きそうで、この後、トイレの中で本気で泣き出しそうになっちゃった!!
山口絵理子さんは私にとって憧れの起業家・経営者であり、心から応援したいデザイナーさんであり一つの目標です。
いつか「お客様」の上杉惠理子ではなく、別のカオの上杉惠理子として山口絵理子さんの前に立ちたい。
この世界は、希望と可能性に溢れている。
上杉 惠理子
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