こんにちは。上杉恵理子です。
今日は、最近読んだ本をご紹介させてください。
ちょっとしたことで落ち込んだり。
不安でいっぱいで行動できなかったり。
いつもイライラしてしまったり。
「自分ってメンタル弱いなぁ…」
「もっとメンタルが強ければなぁ」
と思うことって、結構誰でもあるのではないかと思います。私もあります。めっちゃあります!^^
でも、それはちょっと違うんだよ、ということを教えてくれたのがこちらの本。
『「メンタル弱い」が一瞬で変わる本 何をしてもダメだった心が強くなる習慣』
片田智也 著
https://cutt.ly/exVyx3T
この本では、「メンタルが弱い」とサラリと言いがちだけど、
メンタルがもともと弱い人はいない
身体が風邪を引くように、メンタルも弱くなったり強くなったりするもの
と教えてくれます。
そして、弱くなったときの症状と本当の原因を教えてくれて、次の行動のヒントをくれる一冊です。
この著者の片田智也さんは、私もお世話になった出版スクールの先輩です。
この方のストーリーがものすごくて…。
20代で起業するものの、緑内障を発症され、右目はほぼ失明、左目は視野の真ん中がぼんやり見える程度になります。
ご自身が視力の多くを失った頃、大切なお姉さんが産後うつになり、自死を選ばれます。
なぜ姉は死ななければならなかったのか、その理由を知りたいと限られた視力で猛勉強されて、心理カウンセラーになった方。
出版も一度志されたもののそのときはカタチにならず、改めて出版オーディションに挑戦されて、7年越しで世に出たのがこの本です。
お会いすると、片田さんはとても穏やかな方。
かなり見えていないはずなのですが、ご一緒しているとときどき緑内障であることを忘れてしまいそうになります。 会食でご一緒した後も、夜の街を普通にみんなと歩いて帰るし…。
資料やスマホを見るときに、グッと目に近づける様子を見て、「そういえば」と思い出すのです。
なんて強靭なメンタルをもった人なんだろう…と思っていましたが、この本には片田さんご自身のメンタルが弱くなったときの話があちらこちらで語られています。
あとがきには、この本の発売間近だったときに、奥様がメンタルの病気で入院され、片田さんご自身が2日ほど思い悩んだことが書かれています。
『「メンタル弱い」が一瞬で変わる本』を書いた本人が、自然な強さに戻るまでに二日かかってしまい、お恥ずかしい限りです。でも、それをここに書けるのは、そんな自分から目を逸らさず、「人間らしい」と認めているからでしょう。
あとがきより
片田さんのさらけ出し度がすごくて、だからこそメッセージに心が動く。
残念ながら、読んだらこの先ずっと、落ち込みや不安やイライラが無くなるという本ではありません。
ですが、「メンタル弱い」 から、「人間として自然な弱さを認められる」ように一瞬で考え方が変わる本です。
そうすることで、きっと生きることが楽になる。
私、少し前まで、人生を上がったり下がったりの線グラフのように感じていました。
でも最近は、人生は線グラフというよりも、ぐるぐる螺旋階段のようだなと思っています。
うまくいったり絶好調なときと、失敗して凹んだり悔やんだりするときと、行ったり来たりしながら、それでも必ず前進していくのだなと。
その失敗して凹んだり悔やんだりするとき、それってこういうことだよ、こう動けば良いんだよと片田さんの本はヒントをたくさんくださいました^^
自分を「メンタル弱いなぁ」と思いがちな方に。
周りに「メンタル弱いなぁ」と思う人がいる方に。
ぜひ読んでいただきたいなと思っています^^
『「メンタル弱い」が一瞬で変わる本
何をしてもダメだった心が強くなる習慣』
片田智也 著
https://cutt.ly/exVyx3T
片田さん、御出版おめでとうございます。
世に出してくださり、ありがとうございます。
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上杉惠理子