世界遺産 アンコールワットを観たいと、初めてカンボジアに行ったのが2015年の2月のことでした。会社の有休をここにつぎ込んで、予算もしっかりとって向った約10日の旅。この旅は本当に全てを自分でデザインし、自分のココロ向くままに歩き回ったという意味で、自分至上 今時点で最高の旅でした。
この旅の全体像はまた改めて書きたいと思うのですが、その旅で大変お世話になったのがシェムリアップの日本人経営のゲストハウス The City Premium Guest House 。このゲストハウスが2021年1月で一時閉業するとお知らせをいただきました。
ひとり旅のとき、ゲストハウスは楽しいし、日本人がいると正確な現地情報が手に入るのは本当にありがたい。NYをひとり旅したときに、ゲストハウスに泊まったことがとても良い思い出だったので、このときもゲストハウスを探したのでした。そして検索して見つけたのが The City Premium Guest Houseでした。
ゲストハウスなので一番安いのはドミトリーですが、私はゆっくり２階の個室に泊まらせていただきました。個室でも1泊20ドルほどで、普通のホテルと比べたらずっとお手頃^^
寝るとき以外でゲストハウスにいるときは、いつもこの屋外レストラン＆バーにいました。
そしてここの魅力は生ビール 0.5ドル！ものすごく安くて笑 いっつもここでビールを飲んで、オーナーさんや他のゲストさんとしゃべったり、日記を書いたり本を読んだり。ここで話したゲストさんと、トゥクトゥクをシェアして一緒に遺跡をまわったりしたなぁ。
最終日の朝は、この自転車を借りて、ひとりで早朝のアンコールワットを目指したのでした。そんな予定、全くなかったのに！このときの行動力は自分でも褒めてあげたい笑
写真左がオーナーの金子さん。右が空港まで送ってくれたスタッフさん。金子さんは北海道出身で、私が北海道トマムの仕事をしていたという北海道つながりで、たくさんお話させていただきました^^ この旅の後、金子さんが一時帰国された時、北海道の千歳の空港でお会いしたこともありました。
私が滞在した2015年2月前半は、学生さんの春休み前で、他のゲストさんも落ち着いた社会人が多くて、楽しくもゆったり過ごすことができました。この時期は乾季で全く雨が降らず観光しやすい時期でもあります。ですが「雨季の緑が元気で、しっとり濡れた遺跡も綺麗だよ」というお話を聞いて、「またきます！次は絶対に雨季に！」と話していました。
いつか絶対にまた、と思っていたけれど。
2021年1月初め。金子さんのFacebookの投稿で、シティが閉まることを知りました。
２014年からシェムリアップで日本人宿として開業したThe City Premium Guesthouseを一旦閉めることにしました。前向きな撤退ととらえてください。もっと続けたかったけど金子の体力がジリ貧になってしまいました。自分で言うのもなんですがこんなに愛されるゲストハウスになるとは夢にも思ってなかったです。また再開する気満々なんでその時は遊びに来てください！そして多めにお金落としてください！笑
https://www.facebook.com/masaki.kaneko.31/posts/4916113555128928
新型コロナの流行、そして海外渡航制限、閉業を決めるまでにその他いろいろあったと思います。行く行く、と言ったままだったことを後悔する。
金子さんをはじめ、シティのみなさま、素敵な場所をありがとうございました！本当にたくさんの方が閉まることを寂しがっていて、みんなの大好きな場所だったんだと感じます。
「また再開するよ！」という金子さんの意気込みを、微力ながら応援しています。そして再開されたときこそ、そして自由に海外渡航ができるようになったときこそ、今度は雨季のアンコールワットを観に行くのだ。
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