こんにちは。上杉惠理子です。
これを書いているのは12月21日の朝です。あと10日で2023年が終わる…!!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?^^
私はというと、お部屋のお掃除とか、着物のお手入れとか、12月中に読みたい本とか、やりたいことが山積みで「うぅうっ!!!」となっています笑
私、「目標を設定する生き方はやめた」と公言して数年になります。
「在り方を整えれば、役割は社会から与えられる」という考え方を採用し、目標売上とか、自分で夢を設定するとかやめて、「神様、なんでも私を使ってくださいませ〜」と思って生きています。
なのですが、2024年は目標っぽいのがポンポンと生まれています。
そのひとつが、2024年この名著に挑みます!
ドストエフスキー著『カラマーゾフの兄弟』
19世紀のロシア文学の巨匠の、最後の作品。文庫本で上中下巻の3冊、計2000ページの大著です。
表紙の言葉もデザインも強め…笑
『カラマーゾフの兄弟』、読まれたことありますか?
ドストエフスキーは父の書斎に全集があったので、名前はなんとなく子どもの頃から知っていました。でも、父が手に取って読んでいた記憶はないし、ちょっと開いてみても全くわからない爆 父が持っていた全集は数年前に手放してしまいました。
でもやっぱり気になるドストエフスキー。
難解と言われても世界中で読まれてきた名著。
これを読まずに避けて人生を終えるのは、何かもったいない気がする。
でもひとりで読める気はしない…
と思っていたところに、なんとも素敵な機会が訪れました。
エッセイ講座も受講している若松英輔先生の講座で、『カラマーゾフの兄弟』を読む1年の講座がスタートしたのです^^
『読むと書く』講座
https://www.yomutokaku.jp/
毎月1回、zoomで90分。先生の解説を聴きながら、150〜200頁ずつ読んでいく試みです。
『カラマーゾフの兄弟』を読み始めるにあたり、先生がおっしゃってくださったことが
焦らずに読むこと
でした。
毎週50頁ずつ、ひと月で200頁を目指して読む。一気に読もうとしない。マラソンというか、早歩きくらいのスピードで読んでみてくださいと。
『カラマーゾフの兄弟』は話の筋だけ追おうとすると、もったいない。小説だけど哲学書でもあるので、何が語られているのか、じっくり味わってほしい。
そのためにも、ゆっくり読んでください、とのこと。
確かに、まだ140頁ほどしか読めていないのですが、『カラマーゾフの兄弟』は話の筋だけ追おうとすると、わからなくなる。
筋を追うと「なぜこの人が今ここでこんなことを話すんだ!?」「このシーンは何の意味があるんだ?」と思っちゃう。それが難解に感じた理由かもしれません。
そしてこの講座でよかったなぁと思うのは、指南くださる若松先生が『カラマーゾフの兄弟』という作品のこともドストエフスキーという作家のことも、心から素晴らしい・すごいとリスペクトされていらっしゃること。
そして私たちには、わからなくていい、と言ってくださること。
「難しいけど頑張ろう」ではなくて、「わかろうとせず味わって」と優しく前向きなエネルギーで引っ張ってくださるのが、私にはとても心地よいなぁと思います。
まだ読み始めですが、ここまでで印象的だった言葉をシェアしますね^^
肝心なのは、おのれに噓をつかぬことです。
おのれに噓をつき、おのれの噓に耳を傾ける者は、ついには自分の内にも、周囲にも、いかなる真実も見分けがつかなくなって、ひいては自分をも他人をも軽蔑するようになるのです。
ゾシマ長老からフヨードルへ/ 2.場違いな会合『カラマーゾフの兄弟(上)』P.102
19世紀を代表するどころか、人類の有史以来の世界文学の中で、10本の指に入るとも言われる『カラマーゾフの兄弟』
一年後、私は読み切れるのか。
途中で挫折するのか…!?
またご報告しますね^^
上杉惠理子
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