徒然日記 〜日々出会う本や映画〜

6年ぶりの献血と初めてのドナー登録

こんにちは。上杉惠理子です。

これをお読みのあなたは、献血に行かれたことはありますか?

先日の自分の誕生日。昼間に時間が空きそうだったので、新宿の献血ルームで成分献血を予約して行ってきました。

なんと、27回目、6年ぶりの献血でした!ご無沙汰してしまった…!

高校時代に献血にハマって、学生時代はよく行っていたのです^^

予約をして成分献血へ

ちょっと解説をすると、献血には全血献血と成分献血があります。

全血献血
400mL献血と200mL献血があり、血液中のすべての成分を献血する。

成分献血
血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す。

日本赤十字社HPより  https://www.jrc.or.jp/

私はできるだけ成分献血をするようにしています。

全血献血は最近200mlの受付はほどんどなく400mlばかりで、400ml取るとさすがの私もふらふらになってしまうのです。

成分献血は全血献血よりも時間がかかりますが、身体への負担は少ない。また1回の輸血で必要な成分をひとりの献血者から取ることができる(全血だと成分だけ取り出して複数人分を合わせることになる)。

ですが予約しないと成分献血の専用ベッドがいっぱいでタイミングよく受け付けてもらうことが難しい。

ふらっと成分献血ができなくて、機会を逃していたら…6年ぶり!!そんな久しぶりだったとは…!

きもので献血は初めてだったこともあり、スタッフのみなさんにも帯は苦しくないか(半幅帯なので大丈夫です!)、何かで間違って血液をつけないか(洗える麻きものなので大丈夫です!)、ものすごーくお気遣いいただいてしまいました…苦笑。かえってすみません^^; ありがとうございます。

全く問題なく、無事に献血できました^^ よかった♪

献血ベッドで左腕に針を刺され、血液を取られ戻されている間。

春先からTwitterを読んでいた『「がんになって良かった」と言いたい』の著者で京大生だった山口雄也さんのことを思い出しました。

山口雄也さんTwitter
https://twitter.com/yuya__yamaguchi?lang=ja

山口雄也さんの著書
https://amzn.to/3jXPA4u

絶対生き延びたいと病床でもリモートで授業を受けたり勉強されていました。毎日毎日輸血が必要で、ぜひ献血に行って欲しいと呼びかけていらっしゃいました。

2021年6月に亡くなられた山口さん。

ベッドに横たわり腕に針を刺されているのは同じだけど、深刻な病を抱え輸血を受ける気持ちを想像し、胸が苦しくなりました。

こうして与えられる健康状態でいられることが、なんてありがたいのだろうと思いました。

骨髄ドナー登録もしてきました!

そして今回はもうひとつ、骨髄バンクのドナー登録もできました。

登録は簡単だと聞いてはいましたが、具体的にどこでどうやるんだろう??と思っていたのです。

検査用の血液を一本取って登録するのですね〜^^ この日3本目の注射の前に、丁寧に説明くださり、ぜひともと登録してきました。

以前、骨髄ドナーも骨髄提供をすると腰にぶっとい注射を打たれて大変…みたいなことを聞いて、ちょっと怖かったんですよね。

でも今回改めてきちんとお聞きすると、骨髄提供は全身麻酔で痛みはほとんど感じず事故症例も特にないそうです。また全身麻酔をせずにドナーになる方法(造血幹細胞移植)もこの10年で増えているとのこと。

*競泳の池江璃花子選手も造血幹細胞移植を受けて復帰されています

ドナー登録は50万人以上あるそうなのですが、日本で白血病患者さんは1万4000人、うち移植希望の患者さんが3000人に対し、骨髄移植が行われるのは1200件程度。型が合うのはもちろんのこと、ドナー側のそのときの健康事情や家族の反対で実現しないこともたくさんあるそうです。

また、ドナーになれるのは18歳から54歳まで。私もこれから13年しかないんですね。

自分が健康で元気でいることが、将来誰かの役に立つかもしれないんだ。

私の「型」が合う患者さんがいたら嬉しいなと思っています。

実は身近な白血病という病

6年ぶりの献血と初めてのドナー登録のお話をメルマガで書いたところ、その翌日にメッセージをいただきました。

なんと、そのメルマガ読者さんは、ご家族が移植を受けられたばかりとのことなのです……!

ご本人にご了承をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

上杉惠理子様

4年ほどメルマガを拝見させていただいておりますが、感想を書くのは初めてです。

それほど、今回の内容が私の生活にマッチしていました。

私の夫は昨年末から血液の病気になりました。入退院を繰り返し、10日前にドナーさんから造血幹細胞移植を受けました。

血液は骨髄で作られます。しかし、白血病をはじめ、血液の癌と言われる病気は、骨髄で作られる血液の中に芽球と呼ばれる癌化した細胞ができてしまいます。

完治するには骨髄移植か造血幹細胞移植しかないということです。

ドナーさんが見つかるまでの半年程は、病院に通いながら輸血をし、放射線治療で芽球を減らしていました。

移植をする為には白血球の血液型が一致する必要があり、その確率はとても低いらしいのです。(普段よく聞くABO型は、赤血球の血液型だそうです)ですから、ドナーさんが見つかったと聞いた時は、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今まで私は注射が苦手という言い訳をして、献血をしたことがありませんでした。

しかし、このように夫が輸血をさせていただいたり、コロナ禍で献血の量が少ないと聞いたりすると、私の血液を役立てたいと思いまして、半月前に初めて献血をしました。

ですから、学生時代から献血をされていた上杉さんが天使のように思えました。

まだ娘たちが高校生と大学生で、これからの成長を見守りたいと、夫は切に願っています。現在夫は移植後の拒絶反応と戦っています。

提供していただいたドナーさんとは直接お会いできることは不可能で、匿名のお手紙しか渡せません。

ですから、上杉さんの行動に、造血幹細胞や輸血を享受されたものの家族から、めいっぱいの感謝の気持ちを伝えたいとメールを差し上げました。

拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。

10日前に旦那さまが移植を受けられたばかりとのこと…タイムリーすぎてびっくりしました…!!

高校生だった私が献血に行き始めたのは「お菓子もジュースももらえる♪」「空いた時間をタダで寝て過ごせる」という軽ーい不遜な気持ちでして、しかもスタッフの方々からありがとうと言ってもらえるのが嬉しかったという、そんな動機でした。

天使だなんてそんな申し訳ない…!苦笑

ですが今回、このメッセージをいただき、輸血や移植を待っている患者さんのご家族が私のメルマガ読者さんにいらっしゃるんだ…!と驚きました。

こんなに身近に病と闘っている方がいるんだ!献血が本当に役に立っているんだ!と実感しました。

私も自分に病気が疑われての検査や治療での注射は、すごく怖いだろうなぁと思います。ですが、誰かのためになるという献血は、あんまり痛いと感じないんですよね。

不思議だけど… 誰かのためにならば、人は自分のためよりもずっと大きな力を発揮するものなのですね。

白血病を発症する原因はまだよくわからないのだそうです。

そして白血病の型が合い、移植まで実現するのは「奇跡の適合性」だと教えていただきました。

メッセージをくださった方の旦那さまは今は拒絶反応と闘われているとのことですが、きっと乗り越えられ、新たな日々をスタートされることと信じております。

旦那さまのご回復、そしてご家族で安心して過ごせる日々が一日でも早く叶いますよう、心からお祈りしております。

メッセージを本当にありがとうございました。
私もまた献血に行きます♪^^ 

上杉惠理子