こんにちは。上杉惠理子です。
昨日(2022年6月16日)の夕方は、東京の寄席のひとつ池袋演芸場へ!
春風亭昇也さんが、同じく落語芸術協会の春風亭柳雀さんと今年の5月に真打に昇進。
お二人の真打昇進お披露目興行が5月からスタートし、新宿、浅草と寄席を周り、今月11日から20日まで池袋で開催されています。
昇進直前の4月後半に新宿末廣亭に行ったとき、この興行寄席のチケットを昇也さんご本人が出口で手売りしていて笑、思わず買ってしまったのでした。
行けずに無駄にしたらどうしよう…と思っていたのですが、無事に期間内に行けてよかったです!
16時15分開場、16時30分頃から前座さんの開口一番の一席、16時45分から正式に開演、終了したのは20時半!
寄席には何度か来ていますが、こんなにしっかり最初から最後までいたのは初めて!
4時間って長丁場ですから。
始まる前にお向かいの居酒屋さんで、一杯(正しくは2杯)と焼き鳥とおでん食べてエネルギー補給して臨みましたよ〜^^
真打披露興行、いつもの寄席とどう違うの?
真打昇進披露目興行に来たのは初めてだったのですが、いつもと大きく違うところは、おなか入り(休憩)の後に
真打披露目口上があること。
写真左から順に…
司会の小痴楽師匠(いろいろ間違えてウケてました)
紹介する鯉橋師匠
柳雀さんの師匠の鯉昇師匠
昇進された柳雀師匠
同じく 昇也師匠
昇也さんの師匠の昇太師匠の代理の柳橋師匠
皆さん黒紋付袴で、ずらり。
昇進された主役のお二人はここでは話さず、周りの皆様がお二人をご紹介し、お客様に二人の支援・声援をお願いされていました。
口上の最後に、お客さんも皆の「お手を拝借」
しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃんしゃん♪ ✖️3回
と3本じめで盛大な拍手。
みんなでお祝いできて、とても楽しかったです^^
口上の後は豪華なラインナップ
柳雀師匠の一席
鯉昇師匠の一席
ボンボンブラザーズさんの曲芸をはさんで
トリは昇也師匠
昇也師匠の高座も終わった後に、お着替えされた柳雀師匠も再登場され、撮影タイムをもうけてくださいました^^
基本は撮影録画禁止ですから、これもお披露目興行ならではですね。
昨年、一昨年はコロナ禍で、真打披露目興行ができなかった方もいらしたそう。本当にこうしてお祝いできて嬉しいです^^
そもそも真打になるということは
東京の江戸落語には、見習い、前座、二ツ目、真打という階級制度が今もしっかり残っています。
何歳であろうと、1日でも早く入った人が兄さんです。
落語家になるなら師匠に入門し、見習い期間を経て、寄席に入って裏方仕事をしながら前座修行(これが3〜5年)
二ツ目になると、自分でお客さんを集めて落語をしながら芸を磨き…5〜10年。
十数年の前座・二ツ目の修行を経て、真打になってやっと一人前に落語家。
真打になると「師匠」と呼ばれ、お弟子さんをとることができます。
こうして落語家さんのお話を聞くと、自分ももっともっと修行しようと思います。
一方で昨日の口上で、柳橋師匠がこんなことをおっしゃっていました。
落語家にうまい下手はない
あるのはその水に合うかどうか
技術的なうまい下手よりも、そのときそのときのお客さんに受け入れられ、笑わせ、楽しませることができるか。
それが落語家で一番大切なこと、とお話されていたのが印象的でした。
どんな世界にも通用する言葉だなぁと。
どんなに知識やノウハウがあっても、目の前のお客様の役に立てなければ仕方ないのだ
と師匠の言葉に私まで背筋が伸びる思いでした。
披露目興行ならではのエピソードがいっぱい!
昨日の寄席では他にも、シェアしたいネタがいっぱい!
- 開口一番は、あの伯山師匠のお弟子さん、梅之丞さんでした!講談って難しいのねぇ(がんばってー!)
- 先日SF落語を聴いた笑福亭羽光師匠もご出演!昨日はエロ本自販機を月の光に例えた「私小説落語~月の光編」でした!(そんなに下ネタじゃなかったよ笑)
- 小痴楽師匠は最近、2歳のお子さんの保育園の関係で朝9時に奥様ミサトさんに起こされることにご立腹気味。眠い眠いと昨日は枕だけで終わりました笑(寝坊を理由に破門された人ですから…)
- 小痴楽師匠は柳雀師匠、昇也師匠に思いきりいじられ。喧嘩っ早いことで有名な小痴楽師匠は、お着替え途中の上下白のステテコ姿で舞台に再登場してました笑(ステテコ姿もなんかカッコよかったよ)
- トリの昇也師匠の前に、高座返しをしたのは桃花師匠前座の着流し姿でかわゆかった!これも披露目興行ならでは^ ^
- カーテンコールには落語協会の林家たい平師匠のお弟子さん、あずみさんも登場!落語協会の昇進口上は、昨日の芸協さんのよりもものすごくカッチリしてるらしい!(こんなにふざけていいんだと驚いたらしい笑)
…これから落語デビューの方には、マニアックネタですみません、、、
あー楽しかった
またビール飲みながら寄席を聴けるようになる日が待ち通しいデス(今は飲酒禁止)
私は昨日は雨予報だったので、麻のきもので行ってきました。
演芸場の出口に向かいながら50代くらいのお姉さんお二人が
「こういうとこに きものを着て来れたら素敵よねぇ」
「うちにも母の大島があるのよ〜」
と話していて、ぜひ着てくださいませ〜と言いたいのをグッと我慢してました笑
別に私に声かけられた訳ではないのですが、きものを思い出すキッカケになれていたら嬉しいなあ。
とまぁ、今日は落語ネタにお付き合いいただき、誠にありがとうございました〜^^
上杉惠理子
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