上杉惠理子のこと

本との出会いで一年を振り返る/MyベストBOOK2022発表

こんにちは。上杉惠理子です。

これを書いているのは2022年12月30日。いよいよ年末ということで、今年もこれを選びました♪

えりこのMyベストBOOK2022!!

読む以上に買うのが好きな、本LOVEな私。毎年一年を振り返りながら、選んでいます。

過去のMyベストBOOKを遡ってみた

これまでどんな本を選んでいるのか過去のものを遡ってみました(こういうときFacebookって便利ねぇ〜)

2015年『愛は技術』川崎貴子著

2016年『花戦さ』鬼塚忠著

2017年 記録なし!

2018年『接客は利休に学べ』

2019年『メモの魔力』『Happy Money』『日本でいちばん大切にしたい会社1』

2020年『世界は贈与でできている』など10作品

2021年『教養としての茶道』『布のちから』『人間の土地』

5年前くらいはちゃんと「ベスト」な一冊を選んでいたのですねぇ〜 2020年の10作品って多すぎだな笑

昨年2021年は『教養としての着物』の執筆が始まって、資料を読む時間が増えてあまり幅広く読めなかった記憶があります。

さて、今年2022年は??

2022年新たな地平を開いてくれた本たち

2022年を振り返って、大切だったなぁと思った本はこちらの5冊!!

ビジネス書1冊、小説は名作と新作を1冊ずつ、エッセイ1冊、詩集1冊。我ながらバランスの良い選書だわ^^ ちなみに自分の本は特別すぎるのでランク外です笑

順番にご紹介すると、まずは写真上段左から。

『年商3億円稼ぐ高校中退社長の事業計画書のいらない起業法』野沢琢磨著

今年は著者仲間のビジネス書の出版がたくさんあり、いっぱい買って読みました。どの本も著者のノウハウや経験が詰まった良書揃いだった中で、この本は私の今後の地平を開いてくれた一冊でした。

のんきに個人事業やってる場合じゃない、とっとと億越えの事業を作れとお尻叩かれた感じ。やるしかないな。

天才に私が聞きたかったことが本になった/『年商3億円稼ぐ高校中退社長の事業計画書のいらない起業法』野沢琢磨著 こんにちは。上杉恵理子です。 このブログでもちょくちょく書いているのですが、私、一年ほど前から出版スクールで企画書作りやプレゼン...

小説からは新作と名作を1冊ずつ。

『千代田区一番一号のラビリンス』森達也著

ジャーナリスト森達也さんが書いた、上皇ご夫妻が主人公の小説です。 フィクションとノンフィクションが絶妙に絡み合って、ものすごく引き込まれおもしろかった!!賛否あるようですが、私はものすごく好きだったな〜^^

どんな人なんだろう?と想像する/『千代田区一番一号のラビリンス』森達也著 こんにちは。上杉惠理子です。 今日は私が最近ハマった小説をぜひ紹介させてくださいませ〜! ジャジャン♪ 『...

そして

『クリスマス・キャロル』チャールズ・ディケンズ著/村岡花子訳

180年前のイギリスで書かれた名作『クリスマス・キャロル』と初めて出会った年になりました。村岡さん訳を読み、ミュージカルと映画を見て、原作を読む音声講座も受講。私の小説の読み方・味わい方を変えてくれた一冊。

人生はいつでも変えられる/クリスマスキャロル全国ツアー2022観劇レポ こんにちは。上杉惠理子です。 これを書いているのは2022年12月24日。クリスマス・イブですね〜!! メリークリスマス!...

4冊目は

『色を奏でる』志村ふくみ著

草木染めで着物を作っていらっしゃる人間国宝 志村ふくみさんのエッセイです。草木染めの勉強で志村ふくみさんの本は何冊も持っていて、この本も買ったのは5年くらい前だったと思います。

私自身が今年エッセイを書き始めて、この人のエッセイをやっと読めたと実感できたのが今年でした。自然や大いなるものへの念いや色と出会う感動など、言葉で書かれていない/言葉で書けないことまで、読みながら感じることができたのです。何か、すごく大切な一歩だった気がする。

そして5冊目。

『新編 志樹逸馬詩集』若松英輔編

ここ2年ほど、私に絶大な影響を与えている批評家 若松英輔さんを通じて知った詩集です。

志樹逸馬は、13歳でハンセン病を発症し、長く岡山の長島愛生園で暮らし生涯を終えた人でした。世間から離れた島で、自由に動かない身体で、不自由で限られた人生を送ったように見えますが、あたたかく深い眼差しを持っていたことが詩から伝わってきます。

私には見えていなかったものが、彼にはたくさん見えていた。というか、私が普段見ようとしていないものが多すぎる。豊かな世界を見せてくれる詩集です。

詩集を買うことが私の人生で初めて。ソフトカバーですが装丁も美しく、ずっとそばに置いておきたい一冊。

振り返ると

見えていなかったものを、心で見る

感じられていなかったものを、魂で感じる

それによって

視座が変わる

新しい地平が開く

そういう一年だったと思います。

この感じが、来年以降の執筆や発信、そして事業展開にどう生きるのか全く未知数ですが、何か違うことが起こる気がしています。

2022年、あなたの大切だった本は何でしたか?^^

上杉惠理子


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